台湾で出会ったあの少年

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僕の台湾でのエピソード 俺の台湾
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僕がはじめて行った台湾に行ったその日、マクドナルドで夜を明かした。自分的には新宿で夜を明かすのと一緒の感覚だった。そのマクドナルドで起きたエピソードをここに書いてみようと思う。

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初めての台北、初めての宿無し旅行

「台湾に行こう!」と仲の良い友人と話になった。軽く話し合い学校帰りで土日に行ける場所。ということで台湾に行くことになった。この旅行が僕にとって初めての台湾である。

  • 金曜 真夜中に到着、朝まで夜を明かす。
  • 土曜 一日遊び、その日の夜は空港泊。
  • 日曜 朝のフライトで帰国

こんなスケジュールだったと思う。成田空港行きのバスに乗る事に苦労し、とある公園で寝てたら虫に刺されてしまうなど一緒に行った友人を散々な目に合わせてしまった。だから、そのときの旅行に対して愚痴を吐いたことがあっても、それはあまりにも仕方ないと思う。

入国審査で宿無し宣言

あらかじめ言うと、この頃の僕は台湾を軽く見ていた。何故なら宿を取らなくても行けるだろうと見込んでたからだ。そのため荷物は、大学の教科書とTシャツとパスポートとお金。「お友達の家に泊まりにきた」と言わんばかりの格好。

案の定、入国審査で少々長い間足止めをくらった。片道切符ではないにしろ、あまりに不審だったからだ。今考えれば当然だ。

「なぜ、宿が無いのか」「何をするつもりなのか」

つたない英語で「観光」であることを必死に伝えた。

そして最後に、「宿が無ければマックに行く」と言ってしまったんだから…

あてもなく歩いた夜の台北

ジメッとしてどこか埃っぽい夜の台北をとにかく歩いた。実はその当時、何がどこにあるのかなどさっぱり分かってなかった。そもそも治安についても知識は皆無だった。振り返れば「初めての海外旅行」だった友達と行く旅行じゃない。その当時は背後から誰かに襲われるのではという恐怖で後ろを振り返りまくってたが…

歩いている時に見かけたセブン・イレブンにも入ったが臭いが自分に合わな過ぎて「とんでもないところに来てしまった」と思っていた。お茶も甘いし最悪…

そんなことを考えていたら、マクドナルドに到着した。

マクドナルドで出会った少年

マクドナルドやファミレスの夜中・早朝に来る人達を観察するのが実は好きな僕はワクワクだった。(何かに巻き込まれるのはごめんだけど。)だからこういう所に行くのは苦ではなかった。しかし、ホームレスがいたり、床にハンバーガーが散乱したり、トイレが汚かったりなど日本と同じ尺度で見てしまうのはあまりに油断しすぎた行動である。その時点でこの旅には隙がありすぎる。

僕らはボックス席に座り、フィレオフィッシュのセットを頼んだ。実は、海外のマクドナルドを巡るのが自分の中で旅の醍醐味なのだが、台湾のマクドナルドは好きじゃない。なぜなら「マズい」気がするから。友人にそのことを語ったら、疲労と警戒感でそんなことどうでもいいと言われてしまった。

案の定僕らの横に座っていた、ポッチャリなメガネの現地の学生のに話しかけられた。レトロ文字でサッポロビールと書かれていたTシャツを着ている。この時点で警戒感が解けるほどのアイコニックなビジュアルだったけれど、僕の友人はそうでもなかったらしい。

「どこから来たの?」
オーソドックスな質疑応答をして、少しずつ距離を縮めていく。 当然ながら、日本から来た観光客であることを伝えた。僕自身、変な気はしなかったのでとりあえず話を進めてみた。

九份は行かない方がいい。


仲良くなり、九份と士林夜市に行くことを伝えた。


しかし、彼から帰ってきた言葉は「行かない方がいい」という言葉だった。
どのような理由で言ってきたのかはイマイチ覚えてない。しかし、現地人で親切に答えてくれたことからその時は納得してしまった。

そんな僕の隙を見つけたのか、彼は次の日の夜に僕達を案内してくれると申し出てくれた。
「夜市に行って、友達に紹介する。そして、空港までタダで送ってあげる」

「空港まで無料で行ける」という美味しい話


なんて、美味しい話なんだろうか。でも同時に胡散臭さが滲み出ている。「タダ」という言葉自体外国には在って無いものだという認識で育てられた僕にはそんな言葉は通用しない。なのでいろんな理由を付けて断り続けていた。

「いいじゃないか」 彼は僕を誘い続けた。

「いいじゃないか」じゃない。断る理由として、彼の指定する場所というのが台北駅からかなり離れた場所であると同時に、ネットで調べてもなかなか出てこないからだ。

援護が欲しい。そう思って横を振り返ったら友達は爆睡していた。

「彼は人見知りだし、クールだよ。僕は良くても彼が無理」最終的に彼のコミュニケーション力にまつわる嘘をついてその場を逃げ切った。(ちなみに彼は僕より話し上手だし、女性にモテる)そんな押し問答にお互い疲れ果て、カバンを抱えて寝ることになった。そして、朝になり僕らは彼と別れた。

Facebookを交換しようと言われ、友人として登録した。しかし、ゆっくり見てみると写真に写る彼らしき写真はすごくスマートで痩せた男の子だった。
(さっきまで、僕はポッチャリの男の子を見てたはずじゃ?)

結局

僕らは九份にはいかず、台北市内の観光で終わった。やっぱり宿なし旅行には無理があった。何度地下鉄の駅のホームで仮眠をとったか覚えてないくらい眠かった。そしてお互い口まで利かない始末になってしまった。

そんな彼とはニューヨークに行ったり、再び台湾に行ったりするほどの仲である。もし、あそこで円滑な旅行が出来ていたらどうなっていたのだろう。と考えることがある。

ちなみに彼はアメリカ・ダラスの空港のマクドナルドで財布を盗まれたか捨てられたか分からないトラブルに遭ってしまった。

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