僕が捨てたかもしれない財布の話

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人間疲れていると記憶が定かではなくなってしまう。ましてや時差ボケが起きている状態で。僕らは夜の9時にアメリカのダラスにいた。一緒にいた友人は初めての台北で散々な目に合わせてしまった彼だ。人はちょっと危ない感じな、スリルのある人を好きになる傾向がある。だから彼も僕との旅行を拒まないのだろう。この点については後日、本人に確認してみる。きっと違う答えが返ってくると思う。ただ、ダラス空港のエピソードは顔色が変わってしまう話である。

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疲れていた僕ら

羽田-LAX-DFW-オーランドの乗り継ぎ時間13時間の長旅に出た。「旅が好きだ」とか言いながら旅先でのコンディションが最悪な僕は時差ボケに悩まされた。ダラスは何とかなったが、長旅でぐったりしていた。だけど、せっかく来たんだからテキサスならではの料理を食べようということで空港内の飲食店を探し回り、僕らはマクドナルドに入った。他の店はどこも開いてなく、クォーターパウンダーが日本で販売終了になり、その嬉しさから選んだのが理由だ。食べたのはもちろんビッグマック。彼の財布と同じ色である茶色いおなじみの紙袋でマック感を感じながら味に大差のないビッグマックを食べた。

ほぼ無防備で寝ていた友人

友人はカバンを抱え、顔にはアイマスクを付け寝ていた。僕らは本当に眠かった。だから、泥のように寝れたのだが、今考えると恐ろしく無防備だったと思う。そして後からLAXでの乗り継ぎ時間が違った友人二人も合流し4人で固まって仮眠を取った。ちなみに唐突に二人が登場したが、4人の旅行である。

財布が無い!!

僕がソファーを陣取り寝ていると、顔色を悪くした友人が「財布が無い」と言ってきた。彼が何を言いたいのかが分からなかったのと、状況を受け入れるため10秒間ぐらい固まってしまった。何故、彼の財布がないことに自分で気づいたのかというと、眠れずにいた友人同士でテキーラを飲みに店を探し、諦め果てレッドブルを買おうとしたときに財布が無いと気付いたのだという。そこから寝ていた僕ともう一人の友人含む4人で彼の財布を探すことにした。

行方知らずの財布

僕らはダラスのターミナルを歩き回り探しながら、カード会社に連絡し、彼の親に電話をして送金手続きをした。とにかく出来る事をしてあげたい。そんなことを思いながら必死に探していたが、同時に思うことがあった。

「マックの袋と一緒に捨てたのではないか。」

「いや、あんな無防備で寝てたから盗まれたんだ。」

結局僕らは諦め、食べ放題・飲み放題のお菓子を頬張りながらオーランド行きの飛行機を待った。

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